コンタクトレンズQ&A

Q.コンタクトレンズがずれて目の奥に入ってしまう事はないの?

 

白目の結膜は途中で行き止まりになっています。

目の奥に入ってしまうことはありません。

 

ただ、上瞼の裏の異物溝というところに、コンタクトがはまって取れなくなることがあります。

違和感が続くときは、眼科を受診しましょう。

 

Q.コンタクトが、はずしづらい時に良い方法はある?

 

洗面器に水をため、顔をつけてまばたきをすると取れることが多いです。

どうしても、はずしづらいときには、無理をせず眼科を受診しましょう。

 

Q.レンズをつけている時に、目にゴミが入ったらどうしたらいい?

 

 すぐにレンズをはずし、一度洗浄することが望ましいです。

(1日使い捨てレンズの場合は、新しいレンズにかえてください)

それでも異常を感じたときは、眼科を受診しましょう。

  

Q.お風呂やプールでは、装用しても大丈夫?

 

お風呂やプールでの装用は避けたほうが望ましいです。

シャンプーなどの洗髪料や、プールの水が誤って目に入る可能性があります。

 

Q.洗顔時は装用していてもOK?

 

洗顔時も、洗顔料や水道水が誤って目に入る可能性があります。

洗顔の際も、コンタクトレンズははずして行いましょう。

 

Q.コンタクトを使用すると、さらに度が進む?

 

視力の低下と、コンタクトレンズの装用に因果関係はないと言われています。

 

Q.度数の合ってないコンタクトを使用し続けてもOK?

 

40代以降の老視が出てくる年齢では、

コンタクトの度数を弱めに、低矯正にあわせることがあります。

この場合には、使用し続けても特に問題ないと考えられます。

 

一方、コンタクトの度数が強すぎて、過矯正となっている場合には、

眼精疲労を引き起こし、頭痛、肩こりの原因となってきます。

このような症状が出た場合には、眼科での相談をおすすめします。

 

Q.まばたきでコンタクトが落ちることは無いの?

 

ソフトレンズ、ハードレンズともに、まばたきの際の、まぶたのうごきでは、落ちないようにつくられています。

もし、通常装用していて、コンタクトの落下が続く場合には、コンタクトの調整が必要、もしくはなんらかの病気が隠れていることがあります。眼科にご相談ください。

 

Q.コンタクトの上から目薬を点眼してもOK?

 

防腐剤の影響があるため、コンタクト装用したままの点眼は推奨されません。

コンタクトをはずして、点眼するようにしましょう。

コンタクトの上から点眼可能な目薬もありますが、くわしくは眼科にてご相談ください。 

 

Q.お化粧は、装着前と装着後のどちらがいいの?

 

お化粧は、コンタクト装着後をおすすめします。

コンタクト装着前にお化粧をした場合、手についた化粧品の成分や、目元の化粧がコンタクトに付着する恐れがあります。

 

Q.長期旅行に行くのでケアが心配。良い方法は?

 

1日使い捨てタイプのソフトレンズをおすすめします。

 

Q.使い捨てレンズの容器のゴミ分別は?

 

使い捨てレンズの容器に使用されている多くはプラスチックです。

ふた部分に使用されているものはアルミです。 

 

お住まいの地域の分別方法に従っての分別をお願いします。


コンタクトレンズの種類、ケアについて

Q.使い捨てレンズはソフトタイプのみ?

 

使い捨てレンズはすべてソフトレンズになります。

現在は、1日使い捨てソフトレンズ、2週間使い捨てソフトレンズが主流になっています。

 

Q.コンタクトは視力が合わなくなるまでずっと使える?

 

レンズには寿命があります。

ソフトレンズで約1年~1年半、ハードレンズで約2年~2年半といわれています。

 

10年以上前から、ハードレンズをつかっている方で、PMMA素材のレンズを 使用していることがあります。

PMMA素材のレンズは、頑丈なのですが、その分、眼球への負担が大きく、眼瞼下垂、角膜内皮障害の原因となると考えられています。

 

いずれの場合にも、定期的な眼科受診をおすすめします。

 

Q.コンタクトには「表と裏」があるの?

 

コンタクトレンズには、表と裏があります。

ソフトレンズでは、表と裏がひっくり返っていることがあります。

気が付かずに、裏返しでつけると異物感がでたり、はずれやすくなります。

また、見え方も不安定になります。

装用方法などわからなくなった場合には、眼科への相談をおすすめします。

 

Q.終日装用と連続装用の違いは?

 

終日装用とは就寝前にレンズを外す使用方法です。

連続装用とは、就寝中もレンズを装用したまま生活をする使用方法です。

連続装用の認可をとっているレンズも日本にあります。

しかし、就寝中もレンズを装用することでのトラブル発生が多く、推奨されていないのが現状です。

 

Q.コンタクトに付着する“汚れ”って何?

 

主に外気からの汚れ(ホコリなど)と、体内からの汚れ(涙液に含まれるタンパク質やカルシウムなど)があると言われています。

 

Q.コンタクトレンズのケアはなぜ必要なの?

 

装着中のコンタクトレンズは、外気からの汚れと体内からの汚れにさらされています。

その汚れを除去し、コンタクトを清潔に保つために、コンタクトレンズのケアが必要です。

 

Q.購入した未使用のコンタクトにかけや破れが。どうすればいい?

 

開封時に不良があった場合は交換が可能です。

購入した販売店への連絡をお願いします。

 

Q.同じコンタクトケースをずっと使い続けてもOK?

 

コンタクトケースを水道水ですすいで使い続けることにより、

アカウントアメーバの感染が報告されています。

コンタクトケースは定期的に新しいものへ交換しましょう。

 

コンタクトケース交換の目安は、

ソフト用のコンタクトケースで3ヶ月、ハード用のコンタクトケースで6ヶ月になります。

 

Q.UVカットのコンタクトはまぶしさも軽減できる?

 

UVカットコンタクトは、紫外線の透過を抑制すると言われています。

紫外線は眼球への害があると考えられています。

人がまぶしさを感じる原因と、紫外線は別となります。

そのため、UVカットのコンタクトを装用しても、まぶしさは変わらないと考えられます。 

 

 


コンタクトレンズの使い方について

Q.レンズをつけたまま寝てもよい?

 

一部のレンズでは、就寝中の連続装用が認められています。

ただし、就寝中にはずした場合と比べて、トラブルの発生率が高くなるため、

積極的にはおすすめしていません。

その他のレンズは、必ず眼から外して寝るようにしてください。

 

Q.仮眠の時は装用していてもOK?

 

基本的に、仮眠であってもコンタクトは外して眠ることが推奨されます。

目を閉じた状態が長く続いた場合、コンタクトのはりつきなどによりトラブルを招く恐れがあります。

 

Q.すすぎや保存に水道水は使えるの?

 

水道水の使用は、アカウントアメーバ感染の原因になると考えられています。

すすぎや保存には、水道水を使わず、専用のものをご利用ください。

 

Q.コンタクトの正しい保管方法は?

 

レンズが未開封の場合は、直射日光を避けて室温で保管してください。

開封後のレンズ保管方法については、ご使用されているレンズの注意書きをご参照ください。

 

Q.異常がなければ検査は必要ないの?

 

異常がなくても、定期的な検査が推奨されます。

 

Q.一度外した1日使い捨てコンタクトは再装用できる?

 

1日使い捨てコンタクトは、1回の使用を目的として製造されているため、外した後の再装用はやめましょう。

 

Q.未開封のコンタクトは、いつ使用してもOK?

 

使用期限を設けてあるコンタクトもあります。

外箱やケースに“EXP”と記載があれば、その日付が使用期限となります。

 


コンタクトはじめての方

Q.コンタクトレンズを作るには、どうすればいいの?

 

まず眼科を受診し、眼の疾患がないかを確認します。

問題なければ、一人ひとりにあったコンタクトの種類、度数を決定します。

 

はじめてコンタクトを装用する場合には、つけはずしの練習も行います。

 

Q.初めてコンタクトを購入します。時間はどのくらかかる?

 

コンタクトを初めて利用する方には、眼科でのコンタクト検査の他に、つけはずしの練習などが必要になります。個人差がありますが、1時間から2時間ほどかかる場合があります。

予約制をとっているところも多いです。眼科、もしくはコンタクト店にご相談ください。

 

Q.コンタクトの種類にはどんなものがある?

 

素材が硬めなハードコンタクトと柔らかい素材のソフトコンタクトがあります。

 

Q.ハードレンズとソフトレンズ、どちらがおすすめ?

 

それぞれにメリット・デメリットがあります。

現在の主流はソフトレンズです。

メリットとして、はじめて装用する方でも違和感を感じることが少ないです。

一方で、ハードレンズのほうが、見え方の感じ方がシャープであり、

ハードレンズを好む方も多いです。

 

Q.ソフトレンズ、1日使い捨てレンズと2週間使い捨てレンズ、どちらがおすすめ?

 

ケア不要、トラブルの報告が少ないことから、1日使い捨てレンズをおすすめします。 

一方、2週間使い捨てレンズは、費用を抑えることができるというメリットがあります。

 

Q.コンタクトは誰でも使用できる?

 

コンタクトレンズは高度管理医療機器です。

正しい使い方の理解と、その実行が不可能な方には、眼科にて処方をお断りすることがあります。

 

Q.コンタクトは何才から使用できる?

 

12才以上が推奨されています。

保護者の方がレンズ管理を助けるという約束のもとで、12歳未満にも眼科で処方されることもあります。

 

Q.コンタクトとメガネの違いは何?

 

コンタクトは視野が広く、運動や湯気のある環境での使用に向いています。

また、整容的にもメリットがあります。

しかし、無理な連続装用はトラブルにつながります。

 

メガネは、長時間の使用でも問題ないですし、眼になんらかのトラブルがある場合でも使用できます。

眼科専門医の中では、コンタクトレンズのリスクを考え、常にメガネを好む方が多いです。

 

Q.コンタクトに慣れるまでに、どれくらいの日数がかかる?

ハードレンズで2~3週間、ソフトレンズなら4、5日ほどと言われています。

 

Q.乱視でもコンタクトは使える?

 

現在はソフトレンズでも乱視用のレンズがでています。

角膜乱視が強度の場合など、ハードレンズの使用が推奨されることもあります。

 

Q.老眼でもコンタクトは使用できる?

 

老眼の方でも、コンタクト使用は可能です。

ただし、遠方にあわせた度数にすると、老眼の感じ方がひどくなることがありますので、

少し弱め、低矯正気味にあわせることがあります。